2021/2/14&21@zoom
即興型英語ディベート教育ジャッジ研修に参加しました。
研修主催団体PDAが普及活動している「即興型英語ディベート」は、英国議会を模した「パーラメンタリーディベート」という型のディベートを高校の授業時間内にできるようアレンジされたものです。
PDAはディベートによって培われる力として
①英語の表現力
②論理的思考力
③幅広い知識
④プレゼンテーション力
⑤コミュニケーション力
をあげています。
まさに時代が求める英語力のカタチ‼️
文科省は学習指導要領の改定により、英語教育の一環としてディベートを推奨しています。
ECCジュニアも小学生の教材からディベートの要素を取り入れています。
人を教えるのに中途半端な知識ではいけないと、今回一念発起して研修に飛び込みました。
といっても、高校の先生方がたくさん受けられる中、「民間特別枠」としてECCのホームティーチャーだけが集まっての研修。オンラインということもあり、北海道から九州まで全国のお教室の先生方とご一緒できました。ハードな練習で苦労を共にし、久々の部活動みたいでなんだか楽しい時間でもありました。
ところで…
《ディベートってなに?》
私自身そうだったのですが、「ディベートって相手を言い負かして喜ぶやつでしょ?」と思われている方が多いのではないでしょうか?
実はそうではありません。
ディベートは、相手を言い負かすのではなく、ジャッジを説得することを競うものです。
たとえば「宿題はなくした方がいい」という論題をディベートするとします。
肯定チームは「宿題をなくしたらこんないいことがあるよ、だからなくしましょう!」と、宿題をなくした方がいい理由と具体的な例やエピソードなどを分担して説明します。
否定チームは「宿題をなくしたらこんな困ったことになるよ、宿題がある方がいいんだよ!」と、宿題をなくすべきでない理由と具体例などを分担して説明します。
それぞれ相手チームに反論もします。
両方の論点を聞いて最後に勝敗を決めるのは、第三者であるジャッジです。
どちらのチームの言い分がより説得力があったかでジャッジが勝利チームを決めるのです。
肯定•否定どちらのチームに入るかはランダムに決まります。自分の意見とは違う側につくこともあります。この経験がとても貴重で、自分自身の意見とは反対の主張をすることで視点が増えます。ディベートをすることで物事を複眼的に見る力がつくのです。
また、様々な論題をディベートすることで、身の回りや社会で起こっていることに問題意識を持ち、知識を深めたり広げたりするようになります。
反論するために、相手の意見をしっかり聞いて要点をつかむ力もつきます。
もちろん、自分の意見を伝えるための表現力も向上していきます。
何より即興型英語ディベートは、論題が発表されてから準備時間たったの15分間、一人が話す時間も2〜3分という短さ。どんどん頭を回転させて次々に説明を繰り出さないとすぐ時間切れです。負荷がすごい分、話す瞬発力がかなりアップします。
今回の研修でディベートのおもしろさがわかったような気がします。
レッスンの中でこどもたちに還元できるように、今後も勉強を続けていきたいです。