2022年度より高校の学習指導要領が改訂され、授業にディベートが取り入れられると聞いて、ECCジュニア生は本当に恵まれていると実感しています。
ECCジュニアでは、すでに小学5、6年生上級クラスからDebate Practiceという形でディベートに親しんでいます。(実際にどんなことをしているのかは別の記事をアップしています。)
「ディベートの何がおもしろいの?」と興味のなかった私ですが、教えるとなるとさすがに無視するわけにもいかなくなりました。タイムリーに、もっと早くにディベートの良さに気づいて練習会を立ち上げた先生方がいらっしゃったので、そこへ混ざって少しずつ即興ディベートを経験させていただいていました。
練習を重ねてディベートのやり方はわかってきたものの、いざそれを指導するとなると話は別。こどもたちが話す内容をどう判定して勝敗を決めればいいのか、どうアドバイスをしてあげればいいのか、つまりジャッジの立場でディベートを聞く訓練が必要だと痛感し、ジャッジ資格取得のために本格的に取り組むことにしました。
一般社団法人パーラメンタリーディベート人財育成協会(PDA)という団体が、高校の英語の授業時間内で完結できる「即興型英語ディベート」というスタイルを考案し、全国の高校に伝授しています。
昨年2月にPDAが主催する「教育ディベートジャッジ研修」に参加し、筆記試験とディベーター試験に合格しました。
が、最後のジャッジ試験までが長かった〜!
ジャッジの仕事は、即興で各チームが出す立論、反論、再反論、まとめを聞き取りながら、テーマとの関連性や論理の有効性などを考慮しつつ勝敗を決め、その理由とディベーターへの個人フィードバックを制限時間内に行う、まさにマルチタスク‼️
勝敗は直感で決められても、理由を論理的に説明しなければならないプレッシャー!
後でゆっくり考えたらできることも、短時間でコンパクトにまとめるとなると焦ってことばが出てきません(泣)
それでも多くの仲間の助けと励ましで、どうにかジャッジ試験にも合格することができました。
なかなか上達しない自分の無力さや悔しさ。
それを優しく受け止めて励ましてくれる仲間の先生たち。
何度も同じことを優しく忍耐強く教えてくださった講師の先生方。
今回のジャッジ資格取得を通して、こどもたちが英語学習を続ける中で直面するであろう色々な気持ちや、どう関わってくれたら嬉しいのかを体験できたように思います。
ディベートジャッジとしては、ようやくスタートラインに立てたところ。今後も勉強を続けてこどもたちに還元していきたいです♪