2018/10/14@伊丹アイホール
「高尾隆さんと学ぶインプロワークショップ」に参加しました。
インプロとはimprovisationの略で、即興パフォーマンスのことを指します。
元々は演劇の世界で、俳優のトレーニングのために使われていたものです。
音楽やダンスなどでも即興パフォーマンスはあります。
インプロを応用して企業の人材育成に用いられるようにもなってきました。
私が最も興味をもっているのは、インプロを教育現場に応用することです。演劇的手法とも共通点があります。
午前中は東京学芸大学准教授の高尾隆さんがインプロゲームを導入して場づくりするとともに、ファシリテーションのノウハウや、ふりかえりの方法を伝授してくださいました。
午後は6名の参加者が順番にインプロゲームのファシリテーションをして、全員で省察(ふりかえり)をしました。
インプロには「正解」がありません。
答えは、今ここにいる私とあなたの間でつくられます。
インプロには固定された人間関係もありません。立場や役割も常に変化自在です。
インプロの大原則の1つに
Give your partners a good time.
というのがあります。
「自分のパフォーマンスが観客にどう映ったか」ということよりも、「一緒に場を作った人と良い時間を過ごしたか」ということの方が重要なのです。
インプロマインドが自由で受容的な学びの場づくりに生かされて、教室へ通うこどもたちが、失敗も楽しみながら学びに向かうようになってくれたらと願います。