小学1-2年生クラスでは位置を表す3つの前置詞を学習します。日本語話者にとって前置詞はニュアンスを理解するのが難しく、使いこなすにはたくさんの練習が必要です。
こどもたちは、まずチャンツで”on” “in” “under”の音に親しみます。その後、自分の身体や持ち物を使って位置関係を体験したり、一枚絵のクイズに答えたりしながら理解を深めます。
その中でも「4コマまんが」づくりはこどもたちの大好きなアクティビティの一つ。今回は、手に持っていた果物がどこかへ飛んでいったという設定で描いてもらいました。いわば「フルーツ・クエスト」⁈(笑)
1つ目のクラスはりんごを探します。
※記事用にこちらで一部彩色したものもあります。
Where’s the apple?
リンゴはどこ?
On the earth.(もとからそうだけど?)
In the dragon.(食べられちゃった⁈)
Under the bomb.(あ、危なーい!)
最後は爆発して終わるそうです。
On the table.
In the table.
Under the table.(ずっとテーブルやん笑)
最後はテーブルがこわれてリンゴがつぶれるそうです。
On the dragon.(竜に運ばれてる⁈)
In the baby.(赤ちゃんに食べられた⁈)
Under the dumbbell.(お、重いよ〜)
これも最後はつぶされるそうです。
Where’s the apple?
リンゴはどこ?
On the table.
In the pencil case.(え〜⁈)
Under the mug.(お、重い…)
On the rocket.(どこ行くの〜?)
In the mountain.(地中に埋まってる?)
Under the rock.(お決まりの結末か?)
On the ice cream.(おいしそう!)
In the box.(リサイクル⁈)
Under the foot.(なんでやねん)
2つ目のクラスはバナナを探します。
Where’s the banana?
バナナはどこ?
On the clock.(なぜか時計の上に)
In the space.(宇宙遊泳からの…)
Under the ice cream.
(アイスのスプーンと化したそうです)
On the sea.(海の上をプカプカ)
In the Saturn.(土星の輪の中に入り込む)
Under the trash can.(なぜか地上でゴミ箱の下敷きに…)
On the sea.(こちらも海の上)
In the black hole.(突然のブラックホール⁈)
Under the trash can.(お決まりのゴミ箱につぶされる結末)
On the table.(お?まともな場所)
In the trash can.(やっぱりそうくる?)
Under the foot.(そして最後は踏みつぶされる〜)
どのストーリーも最後はつぶされたりして”The end.”かわいそうなリンゴとバナナになってしまいましたが、こどもたちは大満足でした。
お話づくりは「表現したい」「伝えたい」という気持ちが自発性を高め、こどもたちを楽しくプレゼンテーションへと導きます。「楽しい」が「もっとやりたい」につながって、こどもたちが表現の達人になってくれたらいいなと願います。