小5-6年上級クラスでは年に4回Debate Practiceという時間があります。あるテーマについて自分の主張を理由づけしながら発信するトレーニングです。
今回は「給食とお弁当どちらがいい?」というテーマで練習しました。
最初に尋ねてみると、こどもたちのほとんどが「お弁当派」でした。
ですが、まずは給食・お弁当それぞれについて、良い点と悪い点を考えてシェアします。
実はここがディベート的でとても大切なトレーニング‼️自分とは違う主張についてメリットを考えたり、自分の支持する側についてもデメリットを考えることで複眼的な視野が育ちます。
アイディアが出つくしたところで、今度は自分の主張を組み立てます。
I prefer ○◯ to △△ because ….
◯◯の方が△△よりいいです。…だからです。
「主張+理由」の型に沿って、自分の意見を理由づけしながら発信する方法を学びます。
最後に「反論」の練習もしてみました。
反論は相手の主張や理由づけに対して「それは違う」「そうとは限らない」とツッコミを入れることです。反論によって相手の主張をぐらつかせ、自分たちの主張により説得性を持たせます。
《給食派の主張》
We have many different dishes.
色々な料理が出るから良い。
↑↑↑↑↑
反論
I disagree with them because…
・嫌いなものも出るやん!
・お弁当でも色々な料理を入れることができる!
・種類は多くても量を調節できない!
《お弁当派の主張》
We can eat our favorite food.
大好きなものを食べることができる。
(おにぎり、ママの卵焼きなど)
↑↑↑↑↑↑
反論
I disagree with them because…
・栄養がかたよるやん!
・いくら好きでもラーメンや汁物は無理やん!
と、なかなか面白い反論が上がりました。時間があれば再反論もしたいくらいでしたが、残念ながらTime’s up!
ディベートは相手を論破する言い争いではなく、ジャッジを説得する知的なゲームです。
1つの論題についてディベートすることで、問題を相反する2つの側面から深く吟味することができます。
21世紀のこどもたちの未来は、正解のない問題が次々と立ちはだかると言われています。ディベートで培った問題解決能力が強い味方になってくれることを願ってやみません。