ディベート練習会

2021/3/14@zoom

ECC関西ディベート練習会がオンラインで開催されました。
前回見学させていただき、中高生たちが英語話者として成長する姿を見て感動‼️
ぜひ青山台教室からも参加したい!と、こどもたちに告知したところ、中1生が1名参加してくれました(^^)

初めて参加する人たちのためのレクチャーは、立論と反論のしかた。
ディベートは相手チームを論破するのではなく、第三者であるジャッジを説得するゲーム。そのためには自分たちの論点をわかりやすく話さなければなりません。
すべてのスピーチの基本となるのは

Assertion (主張)
Reason (理由)
Example/Evidence(例/根拠)
Assertion (再主張)

この頭文字を取ったAREAという型です。

レクチャーではまずAREAを使う練習として、「田舎と都会、どっちに住みたい?」をペアで自己紹介代わりに披露します。

A: 私は都会に住みたいです。
R: 便利だからです。
E: たとえば、コンビニが近くにあってすぐ買い物に行けたり、電車やバスがたくさん走っていてどこにでもすぐ行けます。
A: だから私は都会に住みたいです。

さらにナンバリングを使うと、

A: 私は都会に住みたいです。
R: 便利だからです。
E: 例が2つあります。
1つ目はコンビニが近くにあってすぐ買い物に行けること、2つ目は電車やバスがたくさん走っていてどこにでもすぐ行けることです。
A: だから私は都会に住みたいです。

もっとわかりやすくなります。

立論のしかたがわかったところで、チームの役割を確認します。1つのチームに役割は3つあり、立論や反論を分担します。
実際のラウンドへ移る前に、みんなで1つの役割のスピーチシートを作ってみます。
論題は「鬼ヶ島のオニは退治されるべきである」。
オニがいることで現状どんな問題があり、それがどれほど深刻なのか、オニがいなくなればどんないいことが起こり、それがなぜ重要なのか、みんなのアイディアを集めてAREAの型を使って作っていきます。

そして、最後に反論のキーワードを学びます。

レクチャーはここまで。
さあ、いよいよラウンドです。

論題
”We should introduce grade-skipping system”
(飛び級制度を導入すべきである)

肯定チーム・否定チームに分かれてプレパレーション(準備時間)に入ります。本来は15分間のところ、初心者なので25分間です。
この短時間の間にチームで相談して論点を2つ決め、役割を決め、各自英語でスピーチを作ります。辞書は使ってOKですがネット検索は禁止。自分たちの経験や知識をフルに使って考えます。

そしていよいよラウンド開始!
それぞれのチーム最初の2人は持ち時間3分、最後の1人は2分でスピーチします。
私が立ち会ったラウンドは中1生たちのチームが以下の論点でディベートをしました。

●肯定チーム「飛び級するべき」
①本当に必要な勉強ができる
②人生の時間が有効に使える

●否定チーム「飛び級すべきでない」
①生徒にとってストレスになる
②勉強に取りこぼしができる

最後はエア握手をして終了。
しばしジャッジたちの相談タイム。
結果は…
ストレスの論点が崩されず最後まで残ったということで、否定チームの勝ちでした!

一生けんめい英語を使って話そうとする中1生たち、とってもかっこよかったです♡

初参加のわが教室生に感想を聞くと、難しかったけど次もまた参加したいとのことでした。

次回はもっとたくさんの教室生が参加してくれますように(^^)